抹茶を頂くときの作法とは?

抹茶といえば「お茶会」。日本人だったら一度は体験したいものですね。

最近では小学校や中学校などでもクラブ活動や授業の一環として行われており、子ども達にも身近なものになってきています。

しかし、お茶会でお点前を頂戴するときは茶道に関する知識や作法が必要で、知らないと少し恥ずかしい思いをしてしまいます。そこで今回は、いつお茶会に参加しても困らないように、抹茶を頂くときの作法やマナーなど紹介していきます。



茶会や茶室での服装

お茶会というと着物というイメージがありますが、現在では着物でないと茶室に入れないというルールはありません。


男性の場合は無地のスーツや無地のネクタイを着用すれば参加できます。ちなみにブレザーys襟付きのシャツでも構いません。

女性の服装は長めのスカートなどで上品に振る舞うと良いでしょう。気をつけるポイントはヒールが高いものやブーツ、サンダルなどは履かず、パンツは避けましょう。また、茶室の雰囲気や衛生面に気配りが必要で、派手なマキュアは避け、髪の毛はまとめましょう。

茶室に入る際、白い靴下に履き替えますので、もしストッキングやタイトなど履かれている女性はその上から白い靴下を履きます。これは綺麗な靴下で部屋に上がるという気遣いの表現です。


俗世間から離れた清らかな茶室では、雰囲気を壊さないような配慮があり、茶室や茶道具を気づける恐れのあるアクセサリーは外してから参加します。例えば、時計やリング・ネックレス、ヘアアクセサリーなど。結婚指輪も例外でなく外して参加となります。もし、外れない場合は「懐紙(かいし)」を指に巻きつけ参加いたします。

※流派によっては異なります。



茶席ので座り方

お茶会では、会を開かれる中心の方を「亭主」と呼び、その近くに座るの「正客」となります。そのあと、「次客」「三客」となり、最後は「お詰め」という順に座ります。

正客とは唯一亭主とやり取りができ、お詰めとは末席と呼ばれていて、予め亭主によって決められていて、事前に声を掛けられます。お茶会が円滑に回るようサポートするので責任のある、お茶会のカギとなる役割といってもいいでしょう。


日常とは違い、いろいろと経験のない作法だと思いますが、日本のよき文化に触れることのできる「お茶会」。

これを機に楽しんで参加してみてはいかがですか。抹茶の飲み方や茶菓子の食べ方などは次回紹介いたします。