ちょっぴり茶話 お茶と十五夜
9月に入り厳しい残暑がまだまだ続いていますが、お月見の季節が近づいています。
お月さまを眺めながらお団子をいただくというのはとても涼し気で秋を感じさせ風流なもの。
もちろんお団子にはお茶がよく合い、「ザ・日本人」を感じさせてくれます。
今回はお月見とお茶の茶話を。
知っていますか? 十五夜お月さま〜♪
お月見とは、旧暦の8月15日「十五夜」にお団子やお餅、里芋、ススキなどをお供えし、お月さまを鑑賞する行事です。
もともとは貴族の催しだったそうですが、後に収穫を祝うお祭りの要素が加わり庶民に広まったそうです。
旧暦8月15日は「中秋の名月」と言いますが、この日が必ず満月になるというわけではありません(^_^;
正式な作法では、お月見団子は三宝という器やお盆やお皿にのせ、白い紙を敷いた上に15個(1段目に3×3個、2段目に2×2個、3段目に2個)または12個(1段目に3×3個、2段目に3個)のお団子を並べます。
お月さまが見える場所を決めたら、左側にススキや野菜、右側に団子を配置し、お月見を楽しみましょう。
お茶とお団子
お団子にはお茶!もちろんお月見団子にも日本茶がよく合います。
しかしお住まいの地域によってお団子の味も変わりお茶の種類も変わってきます。
こってりしたお菓子にはさっぱりした玄米茶やほうじ茶、番茶など。甘さが強いお菓子には苦渋味の強い煎茶や抹茶などが合います。また、みたらし味やきなこ味のお菓子にはほうじ茶や煎茶などが合うと言われます。
その地域自慢のお団子やそれにあったお茶を探して、自分なりのアレンジを見つけるとお月見も一層楽しくなるはずです。
お茶を使ってひと工夫!
お茶を使った団子やお茶を加えた月見酒なんていかがですか?
茶団子はお茶の風味や渋味・甘味を感じられる一品です。
必要な材料は団子粉100g(3人分)に砂糖20g、茶葉小さじ1~2杯をお好みで、そしてぬるま湯110cc。
抹茶やほうじ茶や煎茶を使うとバリエーションも増え、美味しく楽しくいただけます。
作り方は、まず茶葉をすり鉢やミキサーですり潰し、団子粉に砂糖とすり潰した粉末茶を合わせよく混ぜます。(茶葉が粉末の場合はそのままOK)
ぬるま湯を少しずつ混ぜ合わせ、耳たぶのぐらい柔らかさになったら一口サイズに丸め、沸騰したお湯に入れ、浮き上がってきたら完成。
お好みできなこや抹茶、あんこを入れても楽しいでしょう。
お茶を使った月見酒は日本茶に緑茶を1:1の割合で作ります。
ロックグラスに冷酒と冷えたお茶を組み合わせて作ると日本酒とお茶の風味をWで楽しめます。
やっぱりお月見には月見酒とお団子はベストマッチですよね\(^O^)/
今年のお月見は茶団子とお茶のお酒で楽しんでみては!
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